研究課題/領域番号 |
21401008
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
青 正澄 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 教授 (00464157)
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研究分担者 |
岡山 朋子 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 特任講師 (20418734)
高橋 若菜 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (90360776)
山下 研 財団法人日本環境衛生センターアジア大気汚染研究センター, 企画研修部, 部長 (80470152)
浅野 由子 日本女子大学, 家政学部, 学術研究員 (80508325)
白川 博章 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (50393038)
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キーワード | 環境政策 / 政策研究 / 環境協力 / 資源循環 / 廃棄物 / 越境大気汚染(酸性雨等) / 環境教育 / 環境管理 |
研究概要 |
本研究は、東アジア地域と欧州・バルト海沿岸地域における「国際協調に基づく政策枠組」と「持続可能な都市(循環型社会)」形成のあり方について検証するために、外在的要因(トップダウンによる環境枠組)と内在的要因(ボトムアップによる市民参加)の両面から分析し、問題点の所在を確認するとともに、その解決に向けた取組や課題の抽出を行う。さらに、国家及び都市レベルでの政策の詳細な比較分析・検証を行い、国、自治体、研究者、NPO、市民レベルでの環境協力が進展した要素・要因について分析する。これらの分析・検討を踏まえ、東アジアの国家間で相互補強体制を整え、国際協調のもとに適切な環境管理を行うための「環境協力モデル(政策枠組)」、及び、持続可能な都市(循環型社会)の推進方策として「市民参加モデル」を検討することを目的とする。 平成22年度に実施した調査研究では、両地域において現地調査を実施し、現地の専門家等との意見交換と各都市のごみ処分場や資源リサイクルステーション、大気汚染等のモニタリング設置場所等を視察し、対象都市の現状把握と両地域を比較分析するための基礎情報・データの収集等を行った。そして平成23年6月21日に中国・北京市の中国社会科学院において「第2回東アジア地域における環境協力モデル構築に関する研究ワークショップ」を開催し欧州からバルト海連携大学教授ラーシュ・リーデン氏、世界銀行から持続可能な都市プロジェクト代表、中国の国際NGO・NPOが参加する国際会議を開催した。10月にはスウェーデン・ウプサラ市(ウプサラ大学、ウプサラ市等)において、専門家等を集めて小規模なワークショップを開催し、各都市の環境取組等について研究報告を行った。 平成23年度の成果は、平成23年11月27日の第22回国際開発学会(青、山下、高橋、浅野、岡山、白川)で企画セッション「アジアと欧州における地域特性と環境協力」を設けて発表した(名古屋大学開催)。
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