研究課題/領域番号 |
21401026
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
黒岩 高 武蔵大学, 人文学部, 教授 (60409365)
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研究分担者 |
森本 一夫 東京大学, その他の研究科, 准教授 (00282707)
佐藤 実 大妻女子大学, 比較文化学部, 准教授 (70447671)
吉澤 誠一郎 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80272615)
中西 竜也 京都大学, 学内共同利用施設等, 助教 (40636784)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 東洋史 / 回民 / イスラーム / 中国ムスリム / 少数民族 / 碑刻 |
研究概要 |
研究期間の最終年度にあたる本年度は、研究計画に従って、甘粛省臨夏市、蘭州市、青海省西寧市の回民(中国ムスリム)コミュニティで行った共同調査を中心に、4回の現地調査を行い、資料収集と聞き取り調査を行った。 まず、8月20日~8月31日の期間に研究代表者(21日に一旦帰国、26日に再入国・合流)、研究分担者(吉澤・佐藤・森本)、連携研究者(青木・古市)の共同作業として、甘粛省臨夏市、蘭州市、天水市、青海省西寧市の7つの回民コミュニティを対象に調査を行い、碑文資料(デジタル画像)、宗教儀礼についての映像資料、及び聞き取りデータ等を得た。また、9月1日~9月6日の期間に、江蘇省高郵市の回民コミュニティにおいて、研究代表者と連携研究者(佐藤・青木)による共同調査を行い、文献資料収集と聞き取り調査を行った。 また、この二つの調査に先立ち、研究代表者が8月13日~8月20日の間に、北京市・天津市のムスリム・コミュニティで文献資料収集と聞き取り調査を行い、聞き取りデータの他、貴重な方志資料数点を得た。さらに、2月25日~2月27日の期間に研究代表者が台北市の清真寺(モスク)と国立図書館において資料収集を行った。 これらの収集資料の分析は各地コミュニティのありかたの多様性とコミュニティ相互のネットワークに注目しつつ、中国各地の回民コミュニティの歴史的変遷を考察することをめざす、本研究課題の研究活動の根幹となるものである。 これまでに収集した資料の一部を対象とした代表者・分担者(森本・中西)の共同研究が漸く結実し、共著論文の発表されたほか(研究成果参照)、この共同研究に基づき分担者・森本が二度の学会報告を行った(研究成果参照)その他の収集資料についても、代表者・分担者・連携研究者・協力者がそれぞれのテーマに従って引き続き分析を進めており、成果もあがりつつある。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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