本年度は、平成22・23年度の海外調査において収集した資料・情報をもとに、研究課題の最終的な究明にむけた全体的なとりまとめと、学会・研究会などにおける研究発表、論文・研究書等による成果発信に重点をおいて活動した。具体的な活動内容と研究成果は次の通りである。 〔研究活動内容〕 1.平成22・23年度の海外調査においてそれぞれの研究者が収集した資料・情報について、全員が情報を共有し、アクセス可能なリソースとして利用できるようするための総合的電子データベースの構築。 2.個々の研究者がそれぞれの専門領域において得た知見を連携させ、研究成果の最終的な集約に向けた共同ディスカッションの定期的な実施。 3.2の内容に基づいた学会・研究会等における研究報告、論文・研究書等の出版による研究成果の発信。 〔具体的な成果〕 1)学会、研究会における研究成果報告3件(日本ラテンアメリカ学会第32回定期大会、日本文化人類学会第45回研究大会、人間文化研究機構連携研究「人間文化資源の総合的研究」研究班「9-19世紀文書資料の多元的複眼的比較研究」第3回学際研究会)。 2)研究書1件、学術論文1件、研究報告書1件の出版。
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