研究課題/領域番号 |
21401040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
川田 順造 神奈川大学, 日本常民文化研究所, 客員研究員 (50107835)
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研究分担者 |
鈴木 裕之 国士舘大学, 法学部, 教授 (20276447)
鶴田 格 近畿大学, 農学部, 准教授 (60340767)
亀井 伸孝 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (50388724)
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連携研究者 |
川瀬 慈 マンチェスター大学, 日本学術振興会海外特別研究員 (30633854)
松平 勇二 名古屋大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員,博士
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | アフリカ / 太鼓音による歴史表象 / 歌舞による歴史表象 / 伝統の現代化 / 都市における歌舞 / 音文化職能集団 / 薄板列体鳴音具 / 地域社会 |
研究概要 |
1995年以来、語りや踊りも含む「音文化」という概念の下に、ユネスコとの連携で続けている我々の研究対象は、ユネスコの観点からすれば無形文化遺産に他ならない。2009~ 2011年の研究期間には、研究代表者1名、研究分担者3名、連携研究者2名によって、アフリカ西部(ブルキナファソ、ベナン、コートジボワール)、アフリカ東部(エチオピア、タンザニア、ザンビア)における、さまざまな音文化=無形文化遺産の存続の条件を、それを支えている地域集団との関係で探求した。一方ユネスコの側からは、当該の文化遺産が現在その地域社会で機能していることを、無形文化遺産として登録される前提条件としており、文化的・歴史的価値だけでは登録できない。現地地域集団にとっての意味、研究者の視点からの価値判断、国際機関が提示する条件、三者の関係をどのように考え、現実に対応して行くかが今後の課題だ。
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