• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

東アジアにおけるコリアン・ネットワークの人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21401046
応募区分海外学術
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

朝倉 敏夫  国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 教授 (40151021)

研究分担者 岡田 浩樹  神戸大学, 国際学部, 教授 (90299058)
島村 恭則  関西学院大学, 社会学部, 教授 (10311135)
林 史樹  神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (00364919)
太田 心平  国立民族学博物館, 研究戦略センター, 助教 (40469622)
キーワード韓国・朝鮮 / ディアスポラ. / トランスナショナリズム / 適応-協同 / 包摂-排除
研究概要

東アジアの各地域には戦前および戦後に移住したコリアンが多く居住している。彼らはホスト社会において「適応-協同」や「包摂-排除」の過程を経験してきた。また近年は、韓国に再移住したり、ホスト社会と韓国を往来しながら暮らしている人々もおり、彼らは韓国に再適応あるいは再包摂される中で新たな協同や排除の問題に直面している。
本研究では、東アジアの各地域に居住するコリアンが、こうした状況のなかで、どのようなネットワークを形成して生活しているのか、その全体像を把握し、その原理の抽出を目指している。
平成21年度は、当初計画した東南アジアの韓国人社会の研究のうち、ベトナムの韓国人社会を研究した。まず、ハノイ在住の韓国人にソウルで面談し、インタビュー調査をするとともに、ハノイで刊行されている『韓人録』を収集した。その後、ホーチミンに行き、現地調査を行った。
近代において韓国とベトナムが直接的な関係を結ぶのは1956年であるが、ベトナム戦争を経て、南北統一後1992年に修好し、韓国人のベトナムへの移住が活発化し、現在進行形で移住が進んでいる。現在、ハノイ、ホーチミンにそれぞれ2地域の韓国人密集居住地域があり、中国、カンボジアなど周辺国家への移住とも関係しており、コリアン・ネットワークの研究において重要な調査地域であることが確認できた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.minpaku.ac.jp/staff/asakura/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi