研究課題/領域番号 |
21402022
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
西口 清勝 立命館大学, 共通教育推進機構, 教授 (20039465)
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研究分担者 |
仲上 健一 立命館大学, 政策科学部, 教授 (10109077)
松野 周治 立命館大学, 経済学部, 教授 (10128457)
守 政毅 立命館大学, 経営学部, 准教授 (00434704)
西澤 信善 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (30164552)
渡辺 周央 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (20329965)
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キーワード | ASEAN・Divide / メコン開発計画(GMS) / ASEAN共同体 / CLMV / ミャンマー / FDI / ODA / FTA |
研究概要 |
1. 2011年8月28日から9月4日までの期間、ミャンマーに調査団(4名)を派遣し現地調査を行った。調査地は、1)最大都市ヤンゴン、2)首都ネピドー及び3)北部のマンダレー、の3つであった。(1)ヤンゴンでは、民政移管後ミャンマーの情勢について情報を収集した。また、輸出加工区に進出している日系企業からヒヤリング調査を行った。(2)ネピドーではミャンマー投資委員会(MIC)において外国投資法と外資政策についてヒヤリング調査を行い外資統計を収集した。(3)マンダレーでは市内のマーケットで中国企業の進出状況に関してヒヤリングを行った。 2. これまで3ヵ年の国内でのメコン研究会と文献調査とGMS6カ国-CLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ヴェトナム)4カ国とタイ及び中国-の現地調査の成果を踏まえて、2012年3月9-10日に立命館大学衣笠キャンパスにおいて、「ASEAN・Divideの克服とメコン川地域開発(GMS)」というテーマで「GMS国際セミナー」を開催した。(1)同セミナーにはこのテーマを研究している内外の第一線の研究者が約30名集う大規模なものであった。(2)同セミナーではGMS6カ国の内招聘が困難であるミャンマーを除く5カ国から現地の研究者がGMS開発の最新の状況について研究報告を行い日本の研究者との間で高い水準での意見交換を行い、また域外の大国である日本と中国のGMS開発に対する政策と実績について-貿易、投資(FDI)、ODA、FTA等を中心に-深い検討を加えた。このように、本国際セミナーは大変内容の充実したものであり、このテーマに関してこれまで我が国に開催されたセミナーの中でも最も大きな研究成果を収めたもののひとつになっていると評価できるものであった。
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