研究課題/領域番号 |
21402025
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
田畑 理一 大阪市立大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (60171873)
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研究分担者 |
岩崎 一郎 一橋大学, 経済研究所, 教授 (70323904)
杉浦 史和 帝京大学, 経済学部, 准教授 (60377041)
堀江 典生 富山大学, 極東地域研究センター, 教授 (50302245)
塩谷 昌史 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教 (70312684)
道上 真有 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (30527693)
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キーワード | ロシア / 企業統治 / 労務管理 |
研究概要 |
本科研研究グループは、三班構成となっている。研究統合・総括班に研究代表者である田畑理一(大阪市立大学)と分担者である塩谷昌史(東北大学)、コーポレート・ガバナンス研究班には研究分担者である岩崎一郎(一橋大学)と杉浦史和(帝京大学)、労務管理研究班に同じく研究分担者である堀江典生(富山大学)と道上真有(大阪市立大学)を配している。 コーポレート・ガバナンス研究班と労務管理研究班は、昨年度に引き続き、ロシア企業の株主・債権者-経営者-従業員関係に関する企業アンケート調査を実施し、ユーリ・レヴァダ名称分析センターと協力して、430社を上回る企業からの回答を獲得し、アンケート調査を本年度終えた。このアンケート調査をもとに、コーポレート・ガバナンス研究班と労務管理研究班は、京都大学で開催された国際コンファレンスThe Frontier in Russian Business Economicsにおいて研究成果報告を行った。取締役会及び内部監査体制の人員規模や役員構成,人事労務管理の制度と運用実態,商業銀行との取引関係といった4つの分析視点に焦点を当てつつ企業アンケート調査と商用企業データベースORBISの公開情報を活用した実証分析が行われた。研究統合・総括班は、サンクトペテルブルク市およびイワノヴォ市で現地調査を実施し、地域企業と地域経済の関係についての調査を行った。繊維の街イワノヴォが市場経済化に際して転換不況と外国の競争によって存亡の危機から大胆に産業転換を進めてきた状況をつぶさに観察することができた。
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