研究課題
基盤研究(B)
台湾北部に位置する大屯火山群は,長期間マグマ噴火を行わず地熱活動が活発な火山である.電気伝導度構造調査,温泉水の分析を行った結果,大屯火山群・七星山の深部から火山性の流体が上昇し,周囲に広がっていることを示唆する構造が明らかとなった.この広がりを九州の火山と比較すると,七星山の深部から供給されている火山性流体の量が別府温泉地域の量に匹敵すると推定された.この結果は,台湾の大屯火山群が,別府と同じく,「地熱活動卓越型」の火山活動を行っていることを示している
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