研究課題
[1]高層気象観測H23年度のモンスーン期・プレモンスーン期の気象局による高層気象観測データを取得するため、プレモンスーン期・モンスーン期にバングラデシュへ研究者を派遣した。その際、H22年度の繰り越し課題としての高層気象観測にも参加するなど、より多くの高層気象観測データの取得に努めた。この渡航を利用して、高知大学の学内プロジェクトと共同して4月~8月にかけてDhakaとSylhetにおいてGPS可降水量の連続観測を行い、繰り越し課題として行われた高層気象観測結果等と比較した。日変化やより長いスケールの変動について、またそのDhaka,Sylhetの比較解析を行った。[2]コレーダー観測データの取得:渡航時にレーダー観測データを取得し、解析を開始した。[3]降水同位体観測:サンプルを回収し、データ解析を行った。[4]高層気象観測と数値モデル計算結果を核にしたデータ解析:数値モデル計算結果を用いた解析を進めるため、観測データの解析を開始した。[5]レーダーデータを用いた解析:夕方から夜、朝方にかけてのSylhet付近における降水システムの動きと下層の風の関係について、地上データ等を利用したデータ解析を開始した。レーダーデータと雨量計のデータとを比較し、レーダーデータの品質について調査を始めた。[6]自動気象観測装置と雨量計の整備・データ取得:我々の気象グループで維持管理している気象観測装置と雨量計のメンテナンスとデータ回収を行った。データを整理し、共同研究者間でウェブページを通じたデータ共有を行った。SAARC STORM2011プロジェクトとのデータ共有を進めた。[7]国内外の学会発表と、学術誌への研究成果の発表を行った。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (9件) 備考 (1件)
Int.J.Climatol.
巻: 88 ページ: 1192-1204
10.1002/joc/2146
http://rfweb.ed.kagawa-u.ac.jp/bengaldelta/