研究課題/領域番号 |
21403006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
塩原 匡貴 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (60291887)
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研究分担者 |
内山 明博 気象庁気象研究所, 気候研究部, 室長 (50354460)
小林 拓 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (20313786)
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連携研究者 |
山崎 明宏 気象庁気象研究所, 気候研究部, 主任研究官 (40278106)
坂見 智法 気象庁気象研究所, 気候研究部, 研究官 (00391227)
矢吹 正教 京都大学生存圏研究所, 助教 (80390590)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 北極 / 混合相雲 / 雲放射特性 / 雲微物理特性 / ニーオルスン |
研究概要 |
北極域の対流圏下層に出現する混合相雲に着目し、その放射特性と微物理特性の関係を調べるため、北極スバールバル諸島ニーオルスンのツェッペリン観測所(高度474m)に各種雲粒子計測機器を設置し、雲粒子の直接観測を行った。2011年6月9日の観測では典型的な混合相の雲を観測することができた。解析の結果、この混合相雲は水粒子を主体とする半径15μm前後の粒子群と氷粒子を主体とする等価半径100μm前後の粒子群により構成される粒径分布を示し、粒子数では水粒子が卓越し、体積密度では氷粒子が卓越した。このことから、混合相雲では、雲のアルベド効果は主に水粒子群により支配されるが、雲-大気の熱収支過程では氷粒子群の寄与がより重要であることが示唆された。
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