連携研究者 |
三部 賢治 東京大学, 地震研究所, 助教 (10372426)
本多 了 東京大学, 地震研究所, 教授 (00219239)
長尾 敬介 東京大学, 理学系研究科, 教授 (40131619)
平田 大二 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 学芸部長 (70132917)
岩森 光 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (80221795)
|
研究概要 |
本研究では,南米,パタゴニア地方,ソムンクラ・カンケル台地を構成する大規模玄武岩層が超背弧マグマ成因論を構築する上で模式地である点に着目し,地質調査,岩石試料の系統サンプリング,全岩化学組成およびK-Ar年代測定を実施して来た.その結果,同地域のマグマ成因論は,28~20Maに起こったナスカプレートの急激な回転運動により,沈み込んだスラブが上方へ押し上げられ,410km以深のマントル遷移層直上部が隆起し,これがトリガーとなって含水ウォズリアイトの脱水・溶融が起こり,この含水マグマがソムンクラ・カンケル台地を形成した,とするシナリオを支持する.
|