研究分担者 |
峠 哲男 香川大学, 医学部, 教授 (80197839)
福山 秀直 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90181297)
高橋 智 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (20236277)
楊 家家 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助教 (30601588)
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研究概要 |
平成23年度も代表者と分担者が.医学出身と工学出身の海外研究者と院生を含む国内研究者の協力を得て,欧米やアジアへの現地訪問や通信調査などの手段を用いて,(1)海外での認知症調査研究,(2)認知症診断技術の国際基準の提案,および(3)認知症社会対策の提言を目指して調査研究を実施した. 共同研究者を通じて海外の認知症に関する研究者と連絡を取り,認知症の早期診断と客観的な判断基準の制定が重要であるという共通認識のもとに,認知症に関する認知実験,画像診断,生体信号測定などの実験結果を集め,検討を行っている.特に触角による実験では,健康高齢者と認知症患者の間に認知機能に差が見られる結果が得られており,より多くのデータを集めるために,国際的に大規模な実験を行う必要があることがわかってきた.他の実験結果や発表論文なども調査し,認知症早期診断に有効な手法について検討を進めている.同時に研究分担者間でも画像診断に関する測定結果を持ち寄り,認知機能に関する検討を行っている.また認知症患者の社会生活における問題点についても調査しており,運転免許などに関する世界各国での対策状況などについて調査を進めている. これらの結果をまとめ,問題点と検討事項を常に点検しながら,認知症診断国際基準の提案と認知症社会対策の提言,および認知症診断に関する早期診断技術,波形診断技術,画像診断技術へのフィードバックを目指して,引き続き来年度も実施する.
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