研究課題
基盤研究(B)
東アジアにおける越境大気汚染の現状を明らかにする目的で、韓国(済州島)および日本(長崎、沖縄)において周年的に大気を捕集し、PAHs類の微量分析および生物影響を調べた。その結果、冬期に捕集されるサンプルに強い毒性が認められ、またそれら冬期のサンプル中のPAHs濃度が高いことが明らかにされた。これら冬期に捕集された大気は、主に中国東北部に由来することが後方流跡線解析から明らかとなり、高い毒性は越境大気の影響によるものと示唆された。しかし、これら毒性に対するPAHsの寄与率は高々10%であり、他の毒性物質の探索が今後の課題となった。
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