研究課題/領域番号 |
21404015
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
三浦 孝一 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40111942)
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研究分担者 |
長谷川 功 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20346092)
中川 浩行 京都大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40263115)
河瀬 元明 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60231271)
蘆田 隆一 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80402965)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 褐炭 / 改質 / 炭鉱 / 採掘 / 前処理 / 環境対策 / 自然発火 |
研究概要 |
本研究は、アジア、オセアニア地域の褐炭産炭地における採掘、前処理、環境対策等の現況を調査することを目的している。本年度は、研究代表者、分担者に加え、他大学研究連携者、企業研究者らが、モンゴルのバガヌール(Baganuur)炭鉱、およびシベオボ(Shivee-Ovoo)炭鉱を訪れ調査を行った。石炭埋蔵量はそれぞれ7億トン、27億トンと推定され、石炭品質は、いずれも褐炭に分類される。露天掘りが行われ、いずれもその場では使用せず、ウランバートルの発電所に鉄道で供給されていた(シベオボ炭鉱、ウランバートル間は260 km)。いずれも定常生産ではなく受注生産で、採炭即出荷によって自然発火を避けていた。前処理としては、褐炭の自然乾燥に時間がかかるため、シベオボ炭鉱で最近、モンゴルで初めて褐炭を乾燥するロータリードライヤーが導入された程度であった。両炭鉱とも、炭層に存在する地下水を抜いた後採掘を行うが、その地下水に含まれる鉄分を除去し人口湖に送るといった環境への配慮がなされていた。しかし、環境モニタリングの結果、周辺の水質、土壌、大気、動植物に影響を及ぼすガス、粉塵、騒音等の問題が見られ、環境対策を強化しようとしているところであった。ウランバートルの発電所も訪れ調査を行ったところ、排ガス処理はPM対策のみで、NOx, SOx対策はしていないとのことであった。また、石炭研究者が在籍するモンゴル国立大学を訪れ、低品位炭利用技術について情報、意見交換を行った。これら調査の他の活動として、海外研究協力者のモンゴルの研究者を日本に招へいし、日本国内の石炭研究者が多く参加する国内会議で講演してもらうなどの情報交流を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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