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2013 年度 実績報告書

中央アジアにおける文化人類学的観点から見たヒト常在菌の遺伝子型調査

研究課題

研究課題/領域番号 21405002
応募区分海外学術
研究機関千葉大学

研究代表者

田中 玲子  千葉大学, 真菌医学研究センター, 助教 (60143319)

研究分担者 神戸 俊夫  名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50093018)
矢口 貴志  千葉大学, 真菌医学研究センター, 准教授 (60361440)
松澤 哲宏  千葉大学, 真菌医学研究センター, 技術職員 (40598702)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワードトルコ / カンジダ・アルビカンス / 常在菌 / 遺伝子型 / 民族
研究概要

最終年度として,トルコ共和国,アダナ市にてサンプルを収集した.サンプル採取には,アダナ市内にあるククロバ大学医学部のイルキット教授に協力いただいた.実験室の提供,サンプル採取の為の健康人ボランティア(歯腔学部学生)の招集,現地調達の物品の購入など事前の打ち合わせ通りに全て満足の行く状態で協力頂いた.ボランティアから集めたサンプルは,これまで同様に現地実験室にて分離し,千葉へ持ち帰った.千葉大学にて DNA 抽出後,半量を名古屋大学へ送付し,千葉大学,名古屋大学でそれぞれ遺伝子解析を行い,新疆ウイグル自治区内で得られたサンプルと比較対照としての日本国内分離株からの結果を総合的に検討した.
今回のトルコのサンプルは,ABC genotype において,これまでとは明らかな相違が見られた.すなわち Candida albicans 類縁菌としての C. dubliniensis (genotype D)の割合が非常に高かった.新疆各地では 1 株も見られず,また対照株としての日本産株(千葉県内)では 93 株中 1 株と言う頻度であるにもかかわらず,トルコの場合は,93 株中 20 株にも及んだ(22%).過去の論文では,C. dubliniensis は,C. albicans よりも病原性が高いとか,HIV 陽性患者に発症し易い等の指摘も見られたが,今回の健康人ボランティアからの高頻度の分離結果はそれらを否定するものであった.

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2015-05-28  

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