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2011 年度 実績報告書

中国農業における土地・水資源の利用・管理に関するメカニズムデザイン

研究課題

研究課題/領域番号 21405025
研究機関東京大学

研究代表者

中嶋 康博  東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (50202213)

研究分担者 高橋 太郎  東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (20540876)
キーワードメカニズムデザイン / 中国 / 農地 / 水資源 / GIS
研究概要

中国南西部の湿潤地域を対象とした研究においては、昨年度に雲南省元陽県の農村にて収集した100余戸の農家からなる空間マイクロデータを用い、農家の行動メカニズムについて詳細な分析を行った。中でも、分散錯圃が農家の土地利用と水利用に関する決定におよぼしている影響、および農外就業機会が農家の土地利用と水利用に関する決定におよぼしている影響について重点的に分析を行った。同時に、調査地域において環境的にもまた観光資源としても高い価値を持つ元陽棚田の地理的な構造およびその時系列的な変遷を理解するため、ランドサット衛星の画像を用いたリモートセンシングを行った。その上で、これらの成果を組み合わせることにより、どのような外生環境の下では元陽棚田の持つ景観が将来的に失われてしまう可能性が高いか、またそれを防ぐためにはどのような政策的介入が社会的に最適か、分析した。
中国北西部の乾燥地域を対象とした研究においては、昨年度に甘粛省張掖市の灌漑地域にて収集した情報を基に、引き続き現地の水取引を再現した非線形計画モデルの開発、およびそれを用いた最適な政策的介入に関する分析を行った。加えて、当該地域についてもランドサット衛星の画像を用いたリモートセンシングを行うことにより、乾燥地域において水資源集約的な現金作物の生産が発展するかどうかを規定している地理学的および社会経済学的要因を分析し、中国における土地制度改革をメカニズムデザインの観点から評価した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] In-crisis delivery rate: a novel measure of success in communal water management2013

    • 著者名/発表者名
      Takahashi T, Aizaki H, Sato T, Guo N, Nakashima Y, Ogawa S, Yamada N, Zheng X
    • 雑誌名

      Paddy and Water Environment

      巻: 11 ページ: 503-511

    • DOI

      DOI:10.1007/s10333-012-0341-3

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Agricultural water trade under farmland fragmentation: a simulation analysis of an irrigation district in Northwestern China2013

    • 著者名/発表者名
      Takahashi T, Aizaki H, Ge Y, Ma M, Nakashima Y, Sato T, Wang W, Yamada N
    • 雑誌名

      Agricultural Water Management

      巻: 122 ページ: 63-66

    • DOI

      DOI:10.1016j.agwat.2013.03.005

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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