研究課題/領域番号 |
21405027
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
辻 一成 佐賀大学, 農学部, 准教授 (00253518)
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研究分担者 |
岩元 泉 鹿児島大学, 農学部, 教授 (10193773)
坂爪 浩史 北海道大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (80258665)
藤村 美穂 佐賀大学, 農学部, 准教授 (60301355)
坂田 正三 アジア経済研究所, 東南アジアII研究グループ, 主任研究員 (90450519)
高梨子 文恵 北海道大学, 大学院・農学研究科, 博士研究員 (60547214)
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キーワード | ベトナム / グローバル化 / 工業化・近代化 / 農業・農村 / 地域研究 / 農業経済 |
研究概要 |
本研究は国際化の下で工業化・近代化が進展するベトナム農業・農村の実態を現地調査に基づいて把握し、その構造分析を行うことを目的としている。平成21年度は、上記の目的達成に向けて、研究方針の共有と体制の確立、研究分担者各人の研究進捗を図るため、次のことを行った。 (1) 国内研究会の開催(1回目):第1回の国内研究会では、研究課題に関する情報共有と意見交換、フィールド調査の日程調整を行い、21年度の研究推進体制を確立した。 (2) 現地研究会の開催:現地(アンザン大学、カントー大学、ハノイ農業大学)の研究協力者と共同で研究会を開催し、研究協力体制の整備を行うとともに、研究計画を確認し、各研究課題に関する最新の現地情報を収集した。 (3) 研究代表者及び研究分担者によるフィールド調査の実施:研究代表者及び分担者は各人の研究課題に従って基礎的な現地調査を実施した。現地調査の内容は、メコンデルタの農畜水複合経営の展開(辻)、メンコンデルタ及び紅河デルタ地域の農家大量調査(岩元・仲地)、青果物流通組織に関する調査(坂爪・高梨子)、北部中山間地の茶業経営調査(辻・西元寺)、少数民族の生活実態調査(藤村)、廃棄物リサイクル工芸村の構造調査(坂田)等である。これらは平成22年度の本調査実施に向けて調査地及び調査対象者の協力を得る上で重要な意義があった。 (4) 国内研究会の開催(2回目):第2回の国内研究会では、研究の進捗を確認した上で、21年度成果のとりまとめについて議論し、成果の社会還元の一環として、一部を『アジ研ワールド・トレンド』(第177号/2010年6月15日発行予定)の特集号『ベトナム農業・農村の近代化・工業化』に寄稿し公表することとした。
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