研究課題
基盤研究(B)
トリクロロエチレンに起因したhypersensitivity患者82名と健康労働者137名を対象として、トリクロロエチレンの曝露状況、HLA-Bの遺伝子多型、ヒトヘルペスウイルス6型(HHV6)の再活性化、およびサイトカイン(TNFαとIL10)を測定した。患者群のHLA-B : 1301多型は55名(67%)であったが、健康労働者は8名(6%)であった。これらの尿中TCAをみると、患者群38名中は27名(71%)がHLA-B* 1301多型を持ち、このうち22名(81%)のTCAが生物学的許容値をこえていた。患者群のHLA-B* 1301多型を持つ者のなかで、生物学的許容値を超えた者はいなかった。患者群のHHV6の再活性化(85%)、TNFα(57%)、IL10(85. 3%)のレベルが上昇した者は健康労働者(それぞれ14. 5, 14. 5 and 3. 6%)よりも多かった。
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Environ Health Perspect
巻: 118 ページ: 1557-1563