イランカスピ海沿岸地域において、食道がん・胃がん・大腸がん症例と病院対照群における症例対照研究を継続して、宿主要因および生活習慣要因について調べ、当該がんの予防、コントロールに資する。 宿主要因および生活習慣要因について調べ、血漿を用いてヒトパピローマウイルス抗体、ヘリコバクターピロリ(Hp)IgG抗体、ペプシノゲンテスト、脂肪酸濃度・組成分析、抗酸化物質分析などを行なう。白血球層を用いてHLA、薬物代謝酵素、アルデヒド脱水素酵素、脂質代謝酵素などの遺伝子多型を解析し宿主要因の関与を調べる。(徳留、西)。 これまで、胃がん症例147例、食道がん症例55例、大腸がん症例26例、共通対照群170例を収集した。胃がん症例対照研究については、鋭意、解析を行っている。他のがんについては、しばらく症例・対照の収集を継続する。 [海外共同研究者] Reza Ghadimi(バボール大学医学部助手)、Hassan Taheri(バボール大学医学部助手)、Mehrdad Kashifard(バボール大学医学部助手)、Ali Akbar Moghadamnia(バボール大学医学部教授)など。
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