研究課題/領域番号 |
21406025
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
井上 義一 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 臨床研究センター, 部長 (90240895)
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研究分担者 |
中田 光 新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (80207802)
北市 正則 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 室長、病理部長 (00161464)
審良 正則 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 室長、放射線部長 (20393267)
広瀬 雅樹 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 流動研究員 (90470195)
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キーワード | 肺胞蛋白症 / 特発性肺胞蛋白症 / 自己免疫性肺胞蛋白症 / 抗GM-CSF自己抗体 / 国際データベース |
研究概要 |
日本の自己免疫性肺胞蛋白症の疫学調査(横断的調査)を行い、データベースを作成、米国シンシナティ、フロリダの共同研究者と解析した。その後登録患者数はさらに増加。自己免疫性肺胞蛋白症国際比較的、グローバルな標準的診断と治療法を確立し、他の稀少疾患リンパ脈管筋腫症(LAM)等の稀少難病研究の基盤とするため以下の研究を実施した。 (1) 米国稀少肺疾患コンソーシアムと共同で日本、米国、独、伊、英における自己免疫性肺胞蛋白症147名を登録した(MICEPAP Trial)。平成22年度収集血清中抗GM-CSF自己抗体等を測定し比較。 (2) 平成21年11月韓国ソウルにて我が国の肺胞蛋白症データ発表(井上)。その後アジア地区の研究者と交流を開始。 (3) 我が国の自己免疫性肺胞蛋白症疫学データと海外データとの比較:2011年3月イタリアパヴィアにて3th Collesso Internazionale : Progressi Medicina Pespiratoria開催された。ヨーロッパ、米国の肺胞蛋白症研究者と合同会議。日本とドイツが同一セッションにての肺胞蛋白症の日独比較発表を合同で発表。強力な国際ネットワークが築かれ本研究費が大きく貢献した。 (4) 新潟大学、近畿中央胸部疾患センター、シンシナティーで抗GM-CSF抗体の測定の標準化として測定プロトコールを概ね統一測定結果を比較した。 (5) 国際ガイドライン:2011年5月アメリカ胸部疾患学会(ニューオリンズ、ATS)にてガイドライン委員会実施打ち合わせを実施。日、米、独、英国、伊の研究者参加。 (6) 海外自己免疫性肺胞蛋白症、稀少疾患研究者との連絡会議の予定:上記会議に加え、LAMに関する打ち合わせ会議にも参加。 (7) データベースを用いた疫学、臨床、基礎的研究が実施された。
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