研究課題/領域番号 |
21406033
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 公益財団法人神経研究所 (2011) (財)神経研究所 (2009-2010) |
研究代表者 |
對木 悟 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (90376765)
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連携研究者 |
井上 雄一 公益財団法人神経研究所, 研究部, センター長 (50213179)
磯野 史朗 千葉大学, 医学研究科, 教授 (80212968)
前田 恵子 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (30529938)
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研究協力者 |
ALMEIDA Fernanda R. The University of British Columbia, Faculty of Dentistry, Assistant Professor
LOWE Alan A. The University of British Columbia, Faculty of Dentistry, Professor
RYAN Frank C. The University of British Columbia, Faculty of Medicine, Professor
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 / 顎顔面形態 / 解剖学的バランス / 舌 / 日本人 / 白人 |
研究概要 |
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome ; OSAS)では健常者に比較し、上気道の解剖学的バランス(上下顎の大きさに対する舌の大きさ)が崩れ、上下顎の大きさに対し舌の大きさが相対的に大きい状態となっている。本研究では、日本人OSASでは白人OSASに比較し、小下顎が主因で解剖学的バランスが崩れているという仮説を検証した。その結果、当初の仮説と異なり日本人OSASが白人OSASに比較して小下顎傾向を有するというエビデンスは得られず、さらに、両人種の解剖学的バランスに有意差はみられなかった。以上より、OSASにおいて解剖学的バランスが崩れている点は人種を問わず一致してみられる現象であり、さらにこのバランスが同程度崩れている点は、OSASの発症率が両人種でほぼ同じである理由を一部説明しうると考えられた。
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