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2010 年度 実績報告書

文字列上のビット並列法を利用した高速木パターン照合アルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21500010
研究機関信州大学

研究代表者

山本 博章  信州大学, 工学部, 教授 (10182643)

キーワード拡張疑似木パターン照合問題 / ビット並列アルゴリズム / XML検索 / XPath
研究概要

平成22年度は,平成21年度の結果を拡張し,以下のように効率的なビット並列拡張擬似木パターン照合アルゴリズムを開発した.
(1) 拡張擬似木パターン照合問題の導入
親子関係に基づいた擬似木パターン照合問題を先祖子孫関係に拡張した拡張擬似木パターン問題を導入した.具体的には,パターン木を記述するにあたって,通常の親子関係を示す枝に加え,先祖子孫関係を示す枝を導入することにより問題を拡張した.この問題はXML検索におけるXPathの照合問題と密接に関係しており,重要な問題となっている.
(2) 拡張擬似木パターン照合問題に対するビット並列アルゴリズムの開発
擬似木パターン照合問題と同様の計算量で動作するビット並列アルゴリズムを開発した.具体的には,パターン木をビット列に変換する方法により以下の2種類のアルゴリズムを開発した.どちらもコンピュータワードに収まるパターン木に対し,高速に動作する.
(a) パターン木をパスに分割し,各パスに対するビットパターンを順番に直列的に並べてコンピュータワードに埋め込むことにより高速に動作するビット並列アルゴリズムを開発した.
(b) パターン木をパスに分割し,各パスに対するビットパターンをビット単位で互い並列に並べてコンピュータワードに埋め込むことにより高速に動作するビット並列アルゴリズムを開発した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 拡張擬似木パターンマッチング問題に対するビット並列アルゴリズム2010

    • 著者名/発表者名
      山本博章
    • 学会等名
      情報処理学会アルゴリズム研究会
    • 発表場所
      函館高専
    • 年月日
      2010-09-22

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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