研究課題/領域番号 |
21500024
|
研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
澤江 隆一 岡山理科大学, 理学部, 教授 (20226062)
|
研究分担者 |
森 義之 岡山理科大学, 理学部, 講師 (00388919)
梶本 ひろし 長崎大学, 教育学部, 教授 (50194741)
|
キーワード | 量子計算 / 初期化アルゴリズム / 量子エンタングルメント / 位相的エンタングルメント / グローバーアルゴリズム / Deutsch-Jozsaアルゴリズム / Tofforiゲート / 多キュビット制御 |
研究概要 |
研究目的の課題のひとつである初期化アルゴリズムの最適化については、8キュビットの最適化についての研究を行いその後に続いて探求をしていて、最適ではないものの量子アルゴリズムについての結果を得た。バルク型の量子コンピュータでのエンタングルメントの研究、グローバーアルゴリズムとDeutsch-Jozsaアルゴリズムについてのバルク型の計算効率最適化の研究、密度行列を確立することなどは代表者・分担者が連携して行い、数理的シミュレーションを推し進めて、研究を進行させている。特に、Deutsch-Jozsaアルゴリズムの拡張、バルク型によるスピードアップに関しての基礎的な研究を行い、量子計算の実証的な論理限界についての結果から、その応用としての基礎的な実験を行っている。 論理ゲートと代数的な繋がりに関する研究は、組紐的な位相的エンタングルメントとの研究へと発展をしていて、特に量子エンタングルメントと位相的エンタングルメントの分類上の研究への基礎となっている。Tofforiゲートの実現の代数的な最適化、つまり量子演算を出来るだけシンプルに実現すること、バルク型の量子情報処理がスピードアップすること、パルスシークエンスも含めて多キュビット制御などに関して、現在も研究は継続的に進行中である。 共同研究相手先は主に岡山県光量子科学研究所及びthe Centre for Quantum Technology(KwaZulu-Natal大学)に関しては、日本・南アフリカの二国間交流事業で、Quantum Africa2010:Recent Progress in the Theoretical & Experimental Foundations of Quantum Technologyにおいて研究交換を進めた。
|