研究課題/領域番号 |
21500071
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木實 新一 東京大学, 空間情報科学研究センター, 准教授 (70234804)
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研究分担者 |
瀬崎 薫 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (10216541)
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キーワード | 近接ネットワーク / コンテクストアゥエアネス / ジオソーシャルネットワーキング / ソーシャルネットワーク / ソーシャルコンピューティング / アーバンコンピューティング / プライバシー / 位置情報サービス |
研究概要 |
本研究ではセンサーデータを用いてパブリックスペースにおける群衆の近接ネットワークを抽出し、近接ネットワークの構造と意味に基づいたコンテクストアウェアサービスを提供するシステムを実現する。ここでいう近接ネットワークとは、群衆の近接関係を示すセンサーデータから「出会い」の頻度、時間、距離等を考慮して、歩行者をノード、「出会い」をリンクとして構成されるネットワークである。このネットワークの構造的特徴と社会的意味を分析し、得られた知見に基づくコンテクストアウェアサービスフレームワークを構築する。更に、このフレームワークに基づいた「群衆コンテクスト抽出ツールキット」を開発し、群衆インタラクションの理論の検討を行う。 平成23年度には、平成22年度までの成果に基づいてコンテクストの利用とモデルに関する研究を行い、3年間の研究成果のまとめを行った。具体的な内容は、以下の通りである: 1.群衆コンテクストの利用環境の開発:群衆の移動により形成される人と場所のネットワークのモデルとしてコロケーションネットワークを提案し、これに基づく利用環境を開発した。 2.群衆コンテクストを用いたインタラクションデザイン環境の開発:コロケーションネットワークを利用してコンテクスト情報を効率良く取得し、これをスマートフォン上で利用する環境の試作を行い、有効性を検証した。 3.フィールドスタディとモデルの検討:Bluetoothによる近接関係取得・利用の実験とタブレットPCを用いた質的コンテクスト情報収集の実験を行い、センサと人によるデータの補完的な利用について検討した。 4.研究成果のとりまとめ:これまでの成果についてまとめ、国際会議の招待講演等で発表した。
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