研究課題
本年度は、トラヒック観測によりネットワークの挙動を明らかにするために、ネットワークトラピックの背後に潜む構造を発見しそれを解明するだめ次の研究を行った。トラヒック観測によりネットワークアプリケーションの挙動を明らかにする方策として、通信を行う2者間でやり取りされるパケット情報からアプリケーション決定手法を考案するための調査を行った。特に、ペイロード長によるアプリケーションの決定手法に着目した。アプリケーション開始時から10パケット程度のパケット観測により、いくつかのアプリケーションについては、それを推定できることを明らかにした。この成果を、NTCCA2009国際ワークショップにて発表し、研究成果の公表に努めた。ネットワークトラピックが有する多数の属性に関して、適切なクラスタリングを行うことにより、その構造を抽出する手法について検討した。特に、IRC環境におけるボットトラヒックの応用に焦点をあて、機械的挙動を示すプログラムによるパケット送出間隔情報にクラスタリング手法について調査を行った。さらに、ランダム性の評価を数理的に行う手法の適用について検討した。
すべて 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Proceedings of the 2009 2nd International Conference on Computer Science and its Applications(CSA2009), NTCCA2009 Workshop 2
ページ: 703-707