本年度の主な研究内容は自動的なスペースログデータの取得、保管を可能にする環境の構築である。今年度の主な研究成果は以下の通りです。 1.様々なセンサーデバイス、ロボット、ネットワーク、ソフトウェアなどの異種性に富んだ情報を扱うための、GUPSS(スマートスペースのためのゲートウェイベースのユビキタスプラットフォーム)のアーキテクチャの開発を行った。サンマイクロシステム社のSunSPOTをゲートウェイのコアデバイスとして用いた。また、GUPSSはローカル環境と同様にリモートマシンからのデータアクセスやネットワーク上の大容量のHDなどをサポートするものである。 2.異なるセンサーデバイスからのスペースログデータの取得のために予備のスペースログデータベースの構築を行った。共通のGUIは様々なセンサーやセンサーデータの柔軟なビジュアル化の統一管理を目的として開発を行った。また、GUIは異なった状況や要件、サービスに対応するログデータのフォーマットなどの柔軟な環境を持ってサポートものである。 3.意味的メタデータの形式がスペースログの記録の特性を用いることで何の情報に関連するかという研究を行った。それらの機能や位置、時間などの情報によりスペースログを検索するためのインデックスとして特性を使用するものである。 4.家庭のためのログ活用の研究では、有用な要件やスペースログのアプリケーションの研究の事例として調査し、子供の行動の管理などのホームログの予備研究を行った。ホームログの研究は主要なスペースログ技術を理解し、研究の次の段階のスペースログシステムを設計するための良い例である。
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