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2011 年度 実績報告書

大規模構造データのための数値的手法を利用した検索技術の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 21500104
研究機関首都大学東京

研究代表者

片山 薫  首都大学東京, システムデザイン研究科, 准教授 (00336520)

キーワード部分グラフ / 固有値 / 索引 / 階層グラフ / テンソルデータ / interlace定理 / PARAFAC
研究概要

(1)階層構造を持つグラフの検索手法の改良とその応用
我々は,蛋白質の構造やソーシャルネットワークなどのより複雑な構造を表現するため階層的な構造を持つグラフ(階層グラフ)を定義し、その部分構造である部分階層グラフを検索する手法を開発している。本年度は、昨年度開発したアルゴリズムを改良し、人工データだけでなくテキスト検索で用いられるデータ(拡張固有表現階層)を利用してその効率について評価を行った。
(2)固有値を利用したグラフ索引の改良
我々は対称行列の固有値に関する定理(Interlace定理)を利用したグラフの索引手法を開発している。本年度は、従来よりも詳細にグラフ間の固有値の関係を調べることによって、より効率的な検索ができるよう索引の構造を改良した。また、固有値を可逆圧縮して索引に格納することにより必要なメモリ量の削減する方法について検討を行い、予備的な実験を行った。
(3)テンソルデータ処理手法の改良
テンソルデータの代表的な処理手法の一つであるPARAFACは、よく知られたパターン認識手法である部分空間法の拡張とみなすことができる。このことを利用し、部分空間法の拡張である相互部分空間法のアイデアを用いてPARAFACを改良し、画像分類に応用してその性能を評価した。
(4)組合せ的方法によるグラフ検索手法の改良と評価
我々はこれまでの研究において、Messmerらによって提案されたグラフ検索手法を改良方法を提案している。本年度は、提案手法の有効性について人工データを用いて詳細な評価を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 階層グラフ発見手法の効率化とテキスト検索への応用2012

    • 著者名/発表者名
      鈴木純,片山薫
    • 学会等名
      第4回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2012)
    • 発表場所
      兵庫県神戸市
    • 年月日
      2012-03-04
  • [学会発表] 固有値を利用したインデクス手法の改良2012

    • 著者名/発表者名
      三井良太,片山薫
    • 学会等名
      第4回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2012)
    • 発表場所
      兵庫県神戸市
    • 年月日
      2012-03-03

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公開日: 2013-06-26  

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