研究課題
1 3D頭蓋骨データベースの統計分析:3D頭蓋骨データベースの主値解析を70サンプルに対して行った。その結果、上位50程度の主値ベクトルにより、99%以上の精度で近似が可能であることが示された。このことから、70サンプルからなる本データベースを用いて、有意な統計解析を行いうることが示唆された。また、上位の主値ベクトルを分析したところ、歯の先端部など特定部位の変動が大きく、これらへの適切な対応を行えば、さらに効率的な表現が行える可能性も示唆された。2データベースを用いた頭蓋骨3次元形状復元の検討:上記のように、50次元程度のベクトル空間を用いて頭蓋骨を表現しうることが示された。このことを利用し、複数枚の顔面部X線画像から3次元推定が可能であるかどうか検討した。具体的には、X線写真上に複数の特徴点を指定することを想定し、何点程度指定すれば推定可能であるか検討した。その結果、25点ほどの点を指定すれば、推定が可能であることが示唆された。3 3次元表示、触覚デバイスの検討:3Dデータベースの登録、更新において特徴点の対話操作が必要である。この3次元対話操作において、3次元表示、触覚デバイスなどのマルチモーダル処理の導入を検討し、実験環境を整備した。4顔の画像生成に関する検討:推定した顔形状を高精度に表示できるようにするためには、皮膚や毛髪等の散乱を表示することが必要である。そこで、これらの表示アルゴリズムを開発し、評価した。
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