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2009 年度 実績報告書

解剖学的統計モデルを用いた顔のCG表現

研究課題

研究課題/領域番号 21500108
研究機関東邦大学

研究代表者

新谷 幹夫  東邦大学, 理学部, 教授 (50339199)

研究分担者 丸山 優  東邦大学, 医学部, 教授 (00101931)
林 明照  東邦大学, 医学部, 教授 (30218557)
キーワードコンピュータグラフィックス / 主値分析 / 頭蓋顎顔面骨
研究概要

1 3D頭蓋骨データベースの統計分析:3D頭蓋骨データベースの主値解析を70サンプルに対して行った。その結果、上位50程度の主値ベクトルにより、99%以上の精度で近似が可能であることが示された。このことから、70サンプルからなる本データベースを用いて、有意な統計解析を行いうることが示唆された。また、上位の主値ベクトルを分析したところ、歯の先端部など特定部位の変動が大きく、これらへの適切な対応を行えば、さらに効率的な表現が行える可能性も示唆された。
2データベースを用いた頭蓋骨3次元形状復元の検討:上記のように、50次元程度のベクトル空間を用いて頭蓋骨を表現しうることが示された。このことを利用し、複数枚の顔面部X線画像から3次元推定が可能であるかどうか検討した。具体的には、X線写真上に複数の特徴点を指定することを想定し、何点程度指定すれば推定可能であるか検討した。その結果、25点ほどの点を指定すれば、推定が可能であることが示唆された。
3 3次元表示、触覚デバイスの検討:3Dデータベースの登録、更新において特徴点の対話操作が必要である。この3次元対話操作において、3次元表示、触覚デバイスなどのマルチモーダル処理の導入を検討し、実験環境を整備した。
4顔の画像生成に関する検討:推定した顔形状を高精度に表示できるようにするためには、皮膚や毛髪等の散乱を表示することが必要である。そこで、これらの表示アルゴリズムを開発し、評価した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Rendering Translucent Materials with Plane-parallel Solution2009

    • 著者名/発表者名
      Mikio Shinya
    • 雑誌名

      the Jounal of Information Processing 17

      ページ: 180-190

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 散乱媒質の反射・透過分布の計算と補間処理2009

    • 著者名/発表者名
      新谷幹夫
    • 雑誌名

      画像電子学会誌 38

      ページ: 423-431

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Lengthening temporalis myoplasty(島状側頭筋弁移行術)と顔面交叉神経移植による顔面神経麻痺2009

    • 著者名/発表者名
      林明照
    • 雑誌名

      形成外科 52

      ページ: 1229-1236

    • 査読あり
  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      Yu Maruyama
    • 雑誌名

      Grabb's Encyclopedia of Flaps(3rd ed) : Torso, Pelvis, & Lower Extremities Vol.III(Lippcott Willians & Wilkins)

      ページ: 1369-1372, 1450-1452

  • [学会発表] 頭蓋骨X線写真からの三次元形状推定の基礎検討2009

    • 著者名/発表者名
      谷早織
    • 学会等名
      第19回日本シミュレーション外科学会
    • 発表場所
      東京都
    • 年月日
      2009-10-31

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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