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2011 年度 実績報告書

実世界アウェアネスを持つショップキャラクタシステムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500116
研究機関筑波大学

研究代表者

星野 准一  筑波大学, システム情報系, 准教授 (40313556)

キーワードデジタルサイネージ / バーチャルヒューマン / 購買支援
研究概要

本研究では、近い将来のデジタルサイネージの一形態として、ショッピングセンタなどで商品説明や購買活動を支援するための環境知覚機能を持つインタラクティブキャラクタの構築技術を提案した。本研究期間では、ユーザ体験のモデリングのために、秋葉原や渋谷などの実際の店舗の配置や顧客の行動観察を行い、どのようなサービス形態がありえるかどうかを検討した。また、個々のサービス内容を分析して、視覚機能とキャラクタの反応の対応付けを行った。次に、ユーザ体験モデルに基づいて、店員キャラクタの望ましい外見について分析を行い表現要素を抽出した。
システムの基本機能の拡張としては、ユーザが店舗において、発話に合わせて商品を手に持ってみたり、動かしたりする動作を検出して、発話を行う機能を実現した。これにより、商品を手に持った後で、戻さない場合は戻すように促したりすることもできる。このような機能は、店内の顧客動線を制御したり、ゴミの分別を促すなど、様々な行動誘発に利用できる可能性がある。また、ユーザが期待通りの行動を行った場合に微笑んだり、違う動作を行った場合に機嫌が悪くなるなどの感情的反応の利用についても店舗の協力を得て予備実験を進めた。
本研究で実現したキャラクタ基盤システムは、第2言語学習などの学習コンテンツの制作にも活用できることを確認した。また、店舗からの意見に基づいて、これまでは自律動作のみであったが、キャラクタが返答できない質問があった場合、サービスセンターなどにつないで返答することができる機能について簡易プロトタイプを構築して評価を行った。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] ディスプレイ上におけるコーディネートを考慮した衣服探索を支援するシステム2012

    • 著者名/発表者名
      牟田将史, 益子宗, 星野准一
    • 雑誌名

      第11回情報科学技術フォーラム

      巻: 11 ページ: 405-406

    • 査読あり
  • [雑誌論文] SanjigenJiten : Computer Assisted Language Learning System within a 3D Game Environment2012

    • 著者名/発表者名
      Robert HOWLAND, Sachi URANO, Junichi HOSHINO
    • 雑誌名

      LNCS 7624

      巻: 7624 ページ: 262-273

    • 査読あり
  • [学会発表] 大型施設が与える消極的な印象を改善するエンタテイメントシステムの開発と適応事例2012

    • 著者名/発表者名
      斉藤哲也,浦野幸,星野准一
    • 学会等名
      第14回日本感性工学会大会
    • 発表場所
      東京電機大学
    • 年月日
      20120830-20120901
    • 招待講演
  • [学会発表] 衣服の通信販売サイトにおける商品探索支援システム2012

    • 著者名/発表者名
      牟田将史,益子宗,星野准一
    • 学会等名
      情報処理学会エンタテインメントコンピューティング(EC)研究会
    • 発表場所
      東京工業大学
    • 年月日
      20120514-20120515
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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