研究課題
ディスプレイの動き、スクロール方法、身体運動等をコントロールして、従来報告されていなかった知覚現象の確認を行うことが本研究の目的である。今年度の主な進捗は以下の3点である。(1)デジタルサイネージにおける2次元デジタルコードのインタラクティブ呈示手法の提案(論文1件(査読あり)、国際会議発表1件(査読あり))近年急速に普及しつつあるデジタルサイネージにおいて、人の動きを感知しQRコードを動的に拡大表示する方法を提案した。評価実験により良好な評価結果が得られた。(2)身体や視覚的移動とスクロール文字の認識の方向依存性(国際会議発表2件(査読あり))前年度確認した、「スクロールの方向と反対方向へ身体がyawの回転運動をすると、数字の認識が容易となる現象」については、ディスプレイ関係では最大の国際会議(SID2011)に採録された。その他、電車側面やテレビ画面の横スクロール文字についても同様な現象が確認された、国際会議(IMQA2011)などで発表した。(3)色相回転法に基づく2色覚補助(国際会議投稿1件(採録済み-査読あり))前年度は原理確認を行った段階であったので、スマートフォン上で実時間動作するアプリケーションの試作と2色覚者による評価実験などを実施した。その結果をまとめてディスプレイ関係では最大の国際会議(SID2012)に投稿し、採録が決定した。(4)その他運動知覚、色知覚、立体知覚等において基礎的な検討を行った結果をまとめて学会において口頭発表を行った。
すべて 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
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http://vis.ibe.kagoshima-u.ac.jp/vhilab/