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2011 年度 実績報告書

自然言語処理特化型の視覚的・対話的な半自動エラー解析のできる統合機械学習システム

研究課題

研究課題/領域番号 21500130
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

狩野 芳伸  国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 外来研究員 (20506729)

キーワード自然言語処理 / 機械学習 / エラー解析 / 視覚化 / 相互運用性
研究概要

本研究の目的は、自然言語処理の研究開発において頻用される、教師つき機械学習手法をより容易に利用可能にすることである。そのために、ユーザの作業を省力化する自動化機能と、結果の解析を効率的・効果的にする補助機能のプロトタイプ的な設計と実装を行ってきた。ユーザフィードバックからの調査では、実装した各種機能への期待と需要が高い一方で、現行の設計では機能を使いこなすためのハードルが未だ高く、ユーザの期待する多様な応用領域のデータにも必ずしも対応しきれていないことがわかった。そこで本研究ではパイロットタスク的な試みとして、まずは一通りの設計と実装を行い、同時に将来研究でのさらなる発展を念頭に不足点の洗い出しを行ってきた。
システムの実行の流れとしてはおおまかに、入力データの読み込み、学習素性の生成、学習素性の抽出、機械学習、結果の解析、となる。これらの各要素を、コーパスリーダーや言語処理ツールといったコンポーネントに分割かつ標準化・互換化し、現実的なタスクにおける応用を行った。応用の対象は主に、英語で記述された生物学論文からのテキストマイニングであった。応用における具体的な事例について、データ型階層やコンポーネント化の体系化を行い、システムの応用を含めた成果をまとめ、雑誌論文や学会等において発表した。
また、これらの研究の経験から、新規の設計および実装による汎用自動化プラットフォームを構築する、別途の発展的な研究課題につなげることができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] U-Compare bio-event meta-service: compatible BioNLP event extraction services2011

    • 著者名/発表者名
      Yosinobu Kano, et al.
    • 雑誌名

      BMC Bioinformatics

      巻: 12 ページ: 481

    • DOI

      10.1186/1471-2105-12-481

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Extracting bio-molecular events from literature - the BioNLP’09 shared task2011

    • 著者名/発表者名
      Jin-Dong Kim, Tomoko Ohta, Sampo Pyysalo, Yoshinobu Kano, Jun'ichi Tsujii
    • 雑誌名

      Computational Intelligence

      巻: 27(4) ページ: 513-540

    • 査読あり
  • [雑誌論文] U-Compare: a modular NLP workflow construction and evaluation system2011

    • 著者名/発表者名
      Yoshinobu Kano, et al.
    • 雑誌名

      IBM Journal of Research and Development

      巻: 55(3) ページ: 325-334

    • 査読あり
  • [学会発表] BCCWJと関連ツールの相互運用

    • 著者名/発表者名
      狩野芳伸, 橋田浩一
    • 学会等名
      『現代日本語書き言葉均衡コーパス』完成記念講演会
    • 発表場所
      JA共済ビルカンファレンスホール(東京都)
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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