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2011 年度 実績報告書

監視カメラのための情報復元技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500156
研究機関群馬大学

研究代表者

太田 直哉  群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10270860)

研究分担者 伊藤 直史  群馬大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (20223159)
藤井 雄作  群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80357904)
キーワード監視カメラ / 画像復元 / 位置依存PSF / 白黒カメラ / 色復元 / 分光反射率推定
研究概要

前年度までに画像位置によって変化するPSFを効率的かつ正確に計測する手法を開発したが、本年度はその次のステップとして、測定されたPSFを用いた画像復元手法について検討した。これは原画像を推定する計算のループの中に、実際のカメラを挿入しようとするものである。それを実行する実験系を作成し、予備的な実験を行ったが、ディスプレーのダイナミックレンジの問題から、有効な結果が得られていない。狭いダイナミックレンジ(輝度の範囲)の画像を用いて原理的な有効性を検証すべく、引き続きそのような実験を計画している。
画像復元技術に関しては、低解像度画像からのナンバープレート画像の数字を推定する手法の限界を調査する実験を行うとともに、現実的な条件での実験も複数回行い、実用性を検証した。この結果は現在国際学会に投稿しているところである。この手法を基にさらに精度の良い推定を行うために、間違いやすさのネットワークを用いて推定する方法を考察しており、有効な結果を得ている。この結果も近く論文として投稿する予定である。
白黒監視カメラからの色情報の復元技術に関して、前年度に校正板により物体色の推定を行う手法を特許出願したが、本年度はこの対応を行った。またこの技術に関しては校正板の最適な選択法の考案・実験も行った。さらにこれに関連した技術としてマルチスペクトルカメラの構成法も研究してきたが、その原理はあらかじめ特許として出願してあった。本年度中にその米国特許が成立した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 定点観測画像を用いた、ロボットナビゲーションに有効な画像特徴の構成2011

    • 著者名/発表者名
      塩谷敏昭
    • 学会等名
      電子情報通信学会PRMU研究会
    • 発表場所
      静岡大学浜松キャンパス
    • 年月日
      2011-12-15
  • [学会発表] Haar-Like特徴を用いた屋外自律移動ロボットのナビゲーションのためのシーンマッチング2011

    • 著者名/発表者名
      塩谷敏昭
    • 学会等名
      画像の認識・理解シンポジウム2011
    • 発表場所
      金沢市文化ホール
    • 年月日
      2011-07-22

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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