• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

屋外動的背景下での人物領域検出の安定化

研究課題

研究課題/領域番号 21500169
研究機関大阪大学

研究代表者

岩井 儀雄  大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (70294163)

キーワード可変背景モデル / 事例ベース / 動的背景 / 人物抽出
研究概要

1. 人物領域のインデックス化
研究目的にあるような補完処理を行なうためには,人物領域の事例データが大量に必要である.また,動的背景のモデリングのためにも長時間観測した映像データが必要である.そのため,固定カメラを利用して,研究期間中に大量の映像データを収集した.前述したように,背景抽出精度と人物領域抽出精度はトレードオフの関係にあり,背景モデルが複数になると,画像の色空間中での背景が占める割合が増え,結果として,人物の抽出精度が落ちてしまう.そのため,人物領域の安定な抽出が困難となってくる.そこで,本研究では,このような人物領域の欠損に対して事例データベース中の事例パターンを用いて補完を行なうことで安定な領域の抽出を目指した
事例データベースは,人物領域欠損パターンデータと人物領域完全パターンの組み合わせで登録した.データベースの検索キーは,入力画像と背景画像からの差分により得られた人物像である.この検索キーを用いて入力画像の人物像と近い事例パターンを探し出し人物領域完全パターンと置換えることで,安定な抽出を試みた.しかしながら,全ての人物像のパターンを事例として集めることは困難であり,また,多少の入力パターンの変動を許容したモノでなければ最終的な抽出精度が期待できない.そこで,人物パターンから特徴量を取り出し,インデックス化することである程度の入力パターン変動を吸収する.本サブテーマでは,どのような特徴量をとり出せば,人物領域を正確に補完できるかを検討した

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Real-time Object Detection Using Adaptive Background Model and Margined Sign Correlation2010

    • 著者名/発表者名
      A.Yamamoto, Y.Iwai, H.Ishiguro
    • 雑誌名

      IEICE Trans.on Inf.& Sys.

      巻: E94-D ページ: 325-335

    • 査読あり
  • [学会発表] 着衣量の非接触計測による熱的快適指標の推定2011

    • 著者名/発表者名
      松本裕樹, 岩井儀雄, 石黒浩
    • 学会等名
      情報処理学会CVIM研究会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2011-01-21
  • [学会発表] Relative Posture Estimation Using High Frequency Markers2010

    • 著者名/発表者名
      Y.Ono, Y.Iwai, H.Ishiguro
    • 学会等名
      Proc.Intl.Conf.on Robotics and Intelligent Systems(IROS 2010)
    • 発表場所
      Taipei(台湾、中国)
    • 年月日
      2010-10-21

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi