研究概要 |
本研究の目的は,次世代カメラのためのcomputational photography技術に用いる知的画像処理技法を開発することであり,本年度では新しいタイプのバイラテラルフィルタを種々考案し,その実応用法を開発することを計画した.具体的に得られた成果を下記に列記する. (1)係数反転バイラテラルフィルタによる誤差拡散ハーフトーニング法を提案した. (2)非等方ボロノイ線画による画像のハーフトーニング法を提案した. (3)非等方クロスバイラテラルフィルタによる非写実的2値化法を提案した. (4)クロスアンシャープマスキングによる多重画像の鮮鋭化法を提案した. (5)非等方多値モードフィルタによるセル画調イラストのNPR法を提案した. (6)非等方重心ボロノイ分割によるステンドグラス画像の生成法を提案した. (7)ボロノイ点描画の非等方最近傍接続による線描画の生成法を提案した. (8)バイラテラル距離による非等方TSPアートの生成法を提案した. (9)バイラテラルLp距離に基づく非等方ストローク生成の簡便法を提案.した. (10)セグメントバイラテラルフィルタによる画像平滑化と雑音除去法を提案した. (11)ロバストバイラテラルフィルタによる混合雑音除去法を提案した.
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