研究課題
H22年度は「自動採譜」ソフトウエアの開発を実施した。その開発項目と内容は、1. 入力音源の周波数別スペクトル解析ソフトウエアの作成:三味線弦単位に装着したピックアップマイクロフォンから入力した音源をノイズリダクション回路を経由してスペクトル解析を行い1音ずつ音長と音高に整理する。2. 周波数別音階判別処理ソフトウエアの作成:1で解析した音符(音長と音高)をMidi仕様に変換し、(1)所定の音符表示、(2)オプション記号(例えばビブラートとトレモロ)の判別などを行う。3. 西洋譜面及び三味線譜面(文化譜)表示(印字)ソフトウエアの作成:2で作成したMidi仕様音符を、(1)西洋譜面に変換、(2)三味線譜(文化譜)に変換しその後、段落(小節)毎に区分けし、画面表示(印字)を行う。以上が主な開発項目であり、H22年度に1~3のソフトウエア製作は、ほぼ終了した。この完成により、H21年度に開発した「エレクトリック三味線」と「自動採譜」ソフトウエアを搭載したシステムと、3チャンネルミキシング装置を経由して連動試験を行う事が可能となった。この「自動採譜」システムの連動~評価試験詳細はH23年度に実施し、採譜の精度と譜面(西洋譜・三味線譜)表示の精度を評価する予定である。
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The 2^<nd> International Multi-Conference on Complexity, Informatics and Cybernetics
巻: Vol.II ページ: 167-171
日本音響学会2011年春季研究発表会論文集
ページ: 1-1-5-1-1-8
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