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2010 年度 実績報告書

音韻と感覚イメージによる触感覚デザインの研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500196
研究機関東京芸術大学

研究代表者

松井 茂  東京芸術大学, 大学院・映像研究科, 特任研究員 (80537077)

キーワード触感覚 / オノマトペ / デザイン / 触相
研究概要

現在取り入れられているデザイン手法の多くは,視覚優位のビジュアルコミュニケーションに根ざした手法である.しかしながら人間は,視覚のみならず,聴覚,触覚等,他の感覚器官からも多くの情報を得ている.特に,感情に関する情報は,聴覚・触覚的な情報に負うところも大きい.例えば聴覚においては,音楽作曲理論としてのバークリーメソッドや,サウンドスケープデザイン等,その感覚・感情との関係性についての理論化,換言すればデザイン原理の構築が多く試みられている.
触覚においては,物質の多様性に対応した理論化,あるいはデザイン原理の構成には至っていない,本研究では,環境に無限に存在する物理的な触覚テクスチャを,そのまま情報として扱うのではなく,音楽のコードに対応するような"感覚の物差し"として,感性語であるオノマトペに着目している,言語としてコード化されている音韻と感覚イメージの相関関係の分析をもとに触感覚に基づくデザイン・コードの構築を目指している.
今年度は,昨年度の研究成果に基づいたアウトプットとして,論文発表,それに基づいた展覧会,ワークショップでの研究の公開を行った.また,認知言語学など,積極的に関連学会での議論に参加し,分野を横断してフィードバックをとりいれ,研究を深化した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 口誦さめる詩とは何か?-声を共有する試み2011

    • 著者名/発表者名
      松井茂
    • 雑誌名

      モノ学 感覚価値研究

      巻: 第5号 ページ: 103-109

  • [雑誌論文] オノマトペを利用した触り心地の分類手法2010

    • 著者名/発表者名
      早川智彦、松井茂、渡邊淳司
    • 雑誌名

      日本バーチャルリアリティ学会論文誌

      巻: Vol.15 No.3 ページ: 487-490

    • 査読あり
  • [学会発表] 触り言葉で話してみよう2010

    • 著者名/発表者名
      早川智彦、松井茂、渡邊淳司
    • 学会等名
      ICCキッズプログラム2010 いったい何がきこえているんだろう(展覧会、ワークショップ)
    • 発表場所
      NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)
    • 年月日
      20100804-20100905
  • [学会発表] 口誦さめる詩とは何か?-声を共有する試み2010

    • 著者名/発表者名
      松井茂
    • 学会等名
      一般公募型連携研究プロジェクト「モノと感覚・価値に関する基盤研究」第1回シンポジウム「言葉の感覚・価値-その韻律、質感、視点から-」
    • 発表場所
      京都大学こころの未来研究センター
    • 年月日
      2010-11-26
  • [備考]

    • URL

      http://www.ntticc.or.jp/Archive/2010/Kidsprogram2010/Works/workshop01_j.html

  • [備考]

    • URL

      http://www.junji.org/texture/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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