研究概要 |
文献の引用データに基づいて大学の研究影響度の指標を導くことを目的として、初年度となる平成21年度は以下の研究を実施した。 1.文献調査による研究領域の決定 引用文献データベースを調査し、代表的な雑誌が存在し、相互に引用がある領域として次の2領域に決めた。 (1)物理学のうち天文学(Astronomy & Astrophysics) (2)工学のうち材料科学複合領域(Material Science, Multidisciplinary) 2.大学の同機関異名称調査 一般に、引用索引データベースに収録された文献の著者の所属先名称は、製作業者(今回ならThomson Reuters Inc)が、標準化している。ところが、サンプル調査をしてみると同一機関(大学)でも複数の名称が多数発見された。これらの大学名称には、主に次のパターンがあることが分かった。 (1)大学名の英語表現による名称(最も多い) (2)大学名の母国語表現をアルファベットで表記した名称(次に多い) (3)大学名の語の頭文字による名称 (4)大学名にキャンパス名称を付けた名称 (5)大学名の一部の単語を省略した名称
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