研究概要 |
22年度は、以下の通り研究を行い、口頭発表・講演および論文の形で成果をあげた。 1.日本語話者と外国語話者の〈事態把握〉と、「語り」と「読み」の違いをめぐる調査と分析を行い、発表を行った。[口頭発表:守屋・徐2010,10,池上2010,4,池上2010,5,論文:守屋・テキメン・高山2010,6,] 2.〈事態の主観的把握〉と「ナル表現」の関連性に関し、認知類型論的分析を行った。[口頭発表:池上2010,5,守屋・テキメン2010,8,池上2010,8,守屋・徐・森山・本多・テキメン.百留・百留2010,9(論文印刷中),論文:池上・守屋・テキメン2010] 3.事態把握の実際を調べるための小説の冒頭文の電子化。[小説の冒頭文を「新潮文学全集」「ちくま文学全集」より選び、協力者により電子化した。 4.国語科教育においては、〈事態の主観的把握〉に即して読解が進められていることを教科書や参考書に基づいて指摘した。[口頭発表:高山・守屋2010(論文印刷中)] 5.〈事態把握〉の傾向を対照し、日本語教育への応用可能性を分析し発表した。[口頭発表:守屋2010,3,守屋2010,5,2010,5,池上2010,5,守屋2010,8,池上2010,8,守屋2010,12,池上2010,9,池上2010,10, 6.日本語母語話者の小中高校生に見られる〈事態把握〉の実態を調査した。調査は神奈川県座間市立ひばりが丘小学校、東京都北区立浮間小学校(全170名)、熊本県八代市立第4中学校、東京都練馬区立大泉学園中学校(全312名)、神奈川県立菅高等学校(全138名)に対し文章および画像の〈事態把握〉と「読み」に関する予備調査を行った。
|