• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

不規則に位置する時空間データ解析の理論と環境データへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 21500270
研究機関東北大学

研究代表者

松田 安昌  東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10301590)

キーワード時空間データ / スペクトル密度関数 / ベイズ回帰モデル / Whittle尤度関数 / Materan class / Kriging
研究概要

本年度は不規則に位置する時空間データから時空間モデルを推定するための方法の改良に取り組んできた時空間モデルをある種のベイズ回帰モデルと解釈することで,21年度に提案したWhittle尤度関数の改良を行った.このベイズ回帰モデルをもとに最小二乗推定量の周辺分布に基づく尤度関数を定義し,これを一般化Whittle尤度関数と名付けた.この一般化尤度関数を用いることで,パラメータの推定精度が向上することモンテカルロシミュレーションを使って示した.さらにこの推定量の一致性・漸近正規性を証明した.ここで明らかになった興味深いことは,一般化Whittle尤度関数は21年度に提案したWhittle尤度関数に比べて時空間データの尤度の近似精度を向上させるが,漸近的には両者の性質は変わらないことである.
以上の結果について,アメリカ統計学会(バンクーバー,2010.8.1-5),日本統計学会(早稲田大学,2010.9.5-8)に出席して時空間分析の研究者と議論を行い,日本統計学会では本成果の発表を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Broadband semi-parametric estimation of long-memory time series by fractional exponential models2011

    • 著者名/発表者名
      Narukawa, M., Matsuda, Y.
    • 雑誌名

      Journal of Time Series Analysis

      巻: 32 ページ: 175-193

    • 査読あり
  • [学会発表] Bayes analysis of irregularly spaced data by spatial regression models2010

    • 著者名/発表者名
      松田安昌
    • 学会等名
      日本統計学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2010-09-08

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi