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2010 年度 実績報告書

悪性腫瘍の低侵襲温熱治療のための深部温度計測・加熱システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500438
研究機関秋田大学

研究代表者

水戸部 一孝  秋田大学, 工学資源学部, 准教授 (60282159)

研究分担者 齋藤 元  秋田大学, 医学部, 講師 (20323149)
キーワードハイパーサーミア / 悪性腫瘍 / 非侵襲治療 / ワイヤレス温度計測 / 誘導加熱
研究概要

平成22年度は,平成21年度の研究で試作した「低侵襲的温熱治療システム」に組み合わせて患部が目標温度に到達したことを検知するための「磁束ベクトル推定技術」をピックアップコイルおよびロックインアンプを用いて構築した.同時に,複数のピックアップコイルを用いた場合のロバスト性について検討し,感温磁性体の位置が変動した場合にも透磁率の低下による磁束密度の変化分を安定して検知するための計算理論に関する基礎研究を進め,体動の影響を低減できる透磁率測定用プローブを製作する.ここでは2対のピックアップコイルを任意の平面上に配置し,それぞれのピックアップコイルの相対的な出力を比較することで,面内における感温磁性体の位置を推定し,体動によるズレを補正する方法を構築する.平成23年度前半までに,透磁率測定用プローブを備え,実時間で患部の到達温度をモニタリングしながら印加磁束密度を自動制御可能なソフトウェアを開発し,ロバスト性に優れた低侵襲的温熱療法システムに改良する予定である.これに必要な「チャンネル増設用のDSPロックインアンプ」は昨年度導入済みであり,今年度は制御用PCおよび新たに製作するピックアップコイルを消耗品として計上した.また,国際会議の場で昨年度までに得られた研究成果を発表するための旅費および大会参加費を,旅費として計上した

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢歩行者交通事故防止と車道横断体験用シミュレータ2011

    • 著者名/発表者名
      水戸部一孝
    • 雑誌名

      交通工学

      巻: Vol.43,No.3 ページ: 18-23

  • [雑誌論文] 車道横断体験用シミュレータによる高齢歩行者交通事故の誘発要因の検討2011

    • 著者名/発表者名
      水戸部一孝, 他
    • 雑誌名

      生体医工学会論文誌

      巻: 印刷中

    • 査読あり
  • [学会発表] Noninvasive Temperature Measurement Method for Hyperthermia Treatment using Ferromagnetic Implant with Low Curie Temperature2011

    • 著者名/発表者名
      K.Mitobe, N.Yoshimura
    • 学会等名
      BIODEVICES 2011
    • 発表場所
      Roma, Italy
    • 年月日
      2011-01-28
  • [学会発表] Analysis of Dexterous Finger Movements for Writing using a Hand Motion Capture System2010

    • 著者名/発表者名
      K.Mitobe, M.Saitoh, N.Yoshimura
    • 学会等名
      VECIMS 2010
    • 発表場所
      Taranto, Italy
    • 年月日
      2010-10-23
  • [図書] The Silver Market Phenomenon-Second Edition2011

    • 著者名/発表者名
      Kazutaka Mitobe
    • 総ページ数
      463(371-381)
    • 出版者
      Springer

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公開日: 2012-07-19  

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