研究課題/領域番号 |
21500447
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
舛形 尚 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (70263910)
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研究分担者 |
千田 彰一 香川大学, 医学部附属病院, 教授 (30145049)
合田 文則 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (90294769)
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キーワード | 心臓年齢 / 高血圧 / 糖尿病 / 心血管危険因子 / 超音波 |
研究概要 |
1.心臓年齢と酸化ストレス度との比較 老化促進因子と心臓年齢との関係を明らかにするため、健常者と生活習慣病患者において採血を行い、酸化ストレス度(活性酸素・フリーラジカルによる酸化的傷害)と抗酸化力(活性酸素・フリーラジカル消去能)を活性酸素・フリーラジカル自動分析装置(ウイスマー研究所製)を用いて計測した。得られた結果と心臓年齢指標との関係を検討した。同時に血液サンプルから高感度CRPの測定も行い、動脈硬化と心臓年齢の関係を明らかにした。本検討より、心臓年齢と酸化ストレスマーカーの間に良好な相関を認めた。 2.健常者および、高血圧などの生活習慣病患者のうち、文書によるインフォームドコンセントが得られた対象者に対して、抗加齢を目指した運動療法、食事療法、抗酸化物質投与を行い、治療効果判定を行った。また、降圧薬の種類の差が心臓年齢に及ぼす効果を調査した。心臓年齢計測には初年度に作成した心臓年齢計測装置、血管年齢計測にはCardio-Ankle Vascular Index(CAVI)を用いて行い、同時に活性酸素・フリーラジカル自動分析装置(ウイスマー研究所製)を用いて酸化ストレスマーカーを計測した。 3.アンジオテンシン受容体阻害薬とカルシウム拮抗薬による抗加齢効果の比較検討 高血圧症例を対象としてアンジオテンシン受容体阻害薬内服群とカルシウム拮抗薬内服群に分類し、アンジオテンシン受容体阻害薬群とカルシウム拮抗薬群で心臓年齢、血管年齢などの計測を行い、両群間の違いを検討した。
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