研究課題
基盤研究(C)
干渉波に応じて変化する音響インピーダンスは、試料の密度と音速の積であるため,皮膚の表面の凹凸模様と音響物性を反映する画像の取得が期待できる.超音波干渉法を用いた音響インピーダンス差分イメージングシステムを皮膚に応用し,皮疹の凹凸や硬さを客観的に評価する手法の開発が本研究の目的である.このシステムを用いて、ほぼ均一な物性である10円硬貨の表面凹凸を反映する画像が得られた。さらに、切除した豚の皮膚を用いて火傷前後での画像の変化を比較したところ、火傷部分を反映する画像が得られた.以上より本システムは、皮膚の凹凸のみならず、皮膚の性状変化を反映した画像が得られることが期待され、この領域における有用な画像診断法になり得る可能性が示唆された。
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J Med Ultrasonics
巻: 39 ページ: 37-42
生体医工学シンポジウム