研究課題/領域番号 |
21500483
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
金村 尚彦 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (20379895)
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研究分担者 |
森山 英樹 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (10438111)
今北 英高 畿央大学, 健康科学部, 教授 (00412148)
武本 秀徳 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (10453218)
高柳 清美 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20274061)
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キーワード | 老齢 / 廃用 / 運動 / 感覚機能 |
研究概要 |
本年度は、老齢ラットに対し、脊髄レベルにおける神経栄養因子とその受容体の発現に対する影響を分析する目的で以下の通り実験を行った.老齢ラットに対し、トレッドミル走行による運動介入のプロトコールを選定するために、本学で所有している小動物用トレッドミル装置を使用し、予備実験を実施した.予備実験の結果から運動負荷量や走行時間の条件設定を決定した.予備実験で決定した実験プロトコールに従い、老齢ラットに対し、1ヶ月間(1週間に5日)の走行運動介入を実施した.対照群としてケージ内で自由飼育したラットを使用した.実験終了後、膝関節の髄節レベルである、腰髄レベルL4-L5の脊髄を摘出し、4%パラホルムアルデヒドにて環流固定後、後固定を行い,脊髄を凍結包埋した.その後、脊髄をクリオスタットにて10μmに薄切し、神経栄養因子とその受容体に対する1次抗体や、二次抗体であるCy3を使用し、蛍光免疫組織化学染色を実施した.その後、蛍光顕微鏡にて可視化された運動ニューロンを観察した。陽性神経細胞の数を運動介入群と対照群を比較した結果、運動介入群では、陽性神経細胞の数が有意に増加していた.この結果から神経可塑性や神経筋システムへの影響が示唆された.第2の研究として、廃用に対する運動介入効果の検討を行っている.まず本研究で使用する廃用モデルラットの作成、運動介入方法を確立した.来年度はさらに老齢モデルラットや廃用モデルラットに対する運動の影響について、免疫組織化学染色やmRNAの発現量を比較検討する予定である.
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