研究課題/領域番号 |
21500484
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
高柳 清美 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20274061)
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研究分担者 |
金村 尚彦 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (20379895)
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連携研究者 |
国分 貴徳 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10616395)
西川 裕一 埼玉県立大学, 大学院・保健医療福祉学研究科, 学生
井原 秀俊 労働福祉事業団九州労災病院
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 前十字靭帯 / 保存療法 / 動物実験モデル |
研究概要 |
ラットを対象の関節包外関節制動モデルを用いてACLの自然治癒を力学、組織学、免疫組織学的に観察し、靱帯の連続性、コラーゲンの発現、力学的強度変化を検討した。すべてのラットでACLが治癒し、連続性が確認された。切断8週後、治癒靱帯にコラーゲンType IIIの増加が認められた。ACL切断8週後および40週後の靭帯強度は正常靱帯の約半分であった。 また,靭帯治癒炎症期におけるタンパク質分解酵素の変化について検討した. ACL切断による細胞外マトリクスやコラーゲン分解に関与する酵素、MMP-1, MMP-13、拮抗作用を持つTIMP-1の発現を観察した。関節非制動群はACL切断直後より半月におけるMMP-13の発現が高かったが、関節制動群では発現が抑制されていた。ACL切断による荷重下の異常な関節運動がタンパク質分解酵素を発現させ、靱帯の治癒を抑制させる可能性が示唆された。
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