研究概要 |
本研究では,ロービジョン者が歩行面と輝度比のある帯を誤認識することを定量的に明らかにした.実証実験から3つの主な成果が得られた.初めに,輝度比の増加に従って歩行面における線の誤認識が高くなることが分かった.第二に,線の幅に関しては誤識別の違いは認められなかった.また,照度との関係も誤識別には関係は認められなかった. ISO規格(ISO23599)では,点字ブロックの視認性を確保するために側帯の輝度比を30%としているが,本研究で,輝度比が30%を超えることは好ましくないことを示すことができた.
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