• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

重度身障者の為のマルチセンサアレイを用いた個人特性適応型インターフェイスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21500533
研究機関弓削商船高等専門学校

研究代表者

葛目 幸一  弓削商船高等専門学校, 弓削商船高専・情報工学科, 教授 (80225151)

研究分担者 峯脇 さやか  弓削商船高等専門学校, 情報工学, 助教 (20435473)
キーワード身障者 / インターフェース / 歯音信号 / 呼気信号 / 個人特性適応 / 呼気・歯音マス / 環境制御システム
研究概要

ALSや頚椎損傷などで,頭部の運動機能しか残されていない重度の身体障害者ための「マルチセンサアレイを用いた個人特性適応型インターフェース」を開発するため,下記に示す項目について研究を実施した。
研究成果は、国際会議INSTICC主催の「Pervasive And Embedded Computing And Communication System」並びに長岡技術科学大学主催の「生体情報処理と高度情報処理シンポジウム2011」(招待講演)で研究発表を行った。
(1)呼気・歯音マウスのユーザビリティの評価
呼気・歯音マウスのユーザビリティは、インターフェース画面に依存する。研究では、呼気入力により選択メニューが回転する「ラウンド型メニュー選択方式」を採用し、既存のマウスとユーザビリティを比較した。
評価の結果、メニュー数12の条件で、1メニューの平均選択時間は、既存マウスと比較して3倍程度であり、実用上問題のない性能を有することが明らかになった。
(2)呼気・歯音マウスを用いた環境制御機器の試作
(1)で得られた研究結果をもとに,開発したマウスと学習機能を有する赤外線リモコンを組み合わせ、テレビのリモコン制御システムを構築した。開発したシステムで、チャンネルの選択、音量制御など、容易にTVの基本的な制御ができることを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Tooth-Touch Sound and Expiration Signal Detection and its Application in a Mouse Interface Device for Disabled Persons2011

    • 著者名/発表者名
      Koichi Kuzume
    • 雑誌名

      Proceedings of PECCS 2011

      ページ: 15-21

    • 査読あり
  • [学会発表] Development of a Tooth-Touch Sound and Expiration Signal Based Mouse Interface Device2011

    • 著者名/発表者名
      葛目幸一
    • 学会等名
      生体情報処理と高度情報処理シンポジウム2011
    • 発表場所
      長岡技科学大学
    • 年月日
      2011-01-24

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi