研究課題
本研究では、申請者らがこれまでに開発したペン入力方式ノート・テイキングシステムを基盤技術として、新たにユビキタスネットワークの特性を利用した学習過程の情報共有という概念を取り入れた、理療教育課程の学習支援のデータベースシステムの開発と、開業を目的とした視覚障害者の就学を支援する問診・電子カルテシステムの基本設計の確立と実用化を行う。本年度は、音声録音機能を併用したペン入力によるノートテイク機能を利用して、生徒別の学習記録情報を無線LANによりリアルタイムでデータベースへ自動登録するシステムを確立し、生徒の授業ノートを一括収集して、ノート・テイキング時の手書き分析により生徒の理解度や問題点を確認することで指導教員の学習支援法略への活用を検討し、ノート・ティキングシステムのプロトタイプを試作した。さらに、超音波センサ方式座標記録を有するバインダーを利用して、直接、診察の際に患者が紙面に筆記した問診票をデジタル記憶しておき、視覚障害者用ペン入力情報端末にUSBインタフェースを介して、情報を入力できる問診・電子カルテシステムの基本仕様を策定した。この基本仕様を基に、術後の電子カルテをスタイラスペンにより、直接筆記により電子カルテを作成するシステムの基本機能を有するプロトタイプを開発し、基本操作による評価を実施した。
すべて 2009
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)
ヒューマンインタフェース学会技術研究報告集 Vol.11, No.2
ページ: 233-238
ページ: 227-232
ヒューマンインターフェース学会誌 Vol.11, No.4
ページ: 89-98