1アーカイブの公開 平成21年度は、五流派-重踊流、玉城流翔節会、大城流、渡嘉敷守良流東京・沖縄芸能保存会、親泊本流-の伝承過程に関する研究成果を、「琉球舞踊オーラル・ヒストリー映像アーカイブ」としてホームページ上に公開した(http://www.ryugu-ohdb.org)。インタビュー内容の要旨、どのメディアにどれくらいの時間収録したか、テープおこしテキストの有無、芸歴書、公演プログラム、記録映像の所在などのデータ一覧である。 2「わざ言語」の研究、技法にみる男女の比較、流会派「家元制度」の発生と展開 上記、五流派のうち、重踊流のインフォーマントについては、「わざ言語」の特性を分析するとともに(日本体育学会大会)、男踊りと女踊りの技法構造の比較を行った(波照間2009)。さらに、琉球舞踊に流会派(家元制度)が発生し展開していく過程を日本本土の家元制度との比較において解明した(スポーツ人類学会シンポジウム)。 3次年度の課題 次年度は国立情報学研究所の連想検索システムを援用し、動画を挿入したコンテンツを作成し公開する予定で共同研究の基礎作業を進めている。
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