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2009 年度 実績報告書

脳性麻痺のタイプ別筋力トレーニングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500582
研究機関筑波技術大学

研究代表者

石塚 和重  筑波技術大学, 保健科学部, 教授 (40350912)

キーワード脳性麻痺 / タイプ別 / 痙直型脳性麻痺 / アテトーゼ型脳性麻痺 / 筋断面積 / 筋力 / 筋電図 / 筋力トレーニング
研究概要

脳性麻痺の科学的トレーニング方法の開発を目的として、とくに脳性麻痺者のタイプ別筋力トレーニングに着目して研究を進めている。平成21年度は脳性麻痺者の痙直型脳性麻痺者とアテトーゼ型脳性麻痺者の2つのタイプにみられる筋断面積と筋力についての基礎調査を行った。今年度は本研究に対して同意を得られる走行可能な脳性麻痺者7名、歩行可能な脳性麻痺者10名、車椅子使用の脳性麻痺者2名の合計19名について測定をした。タイプ別にみると、痙直型脳性麻痺者15名、アテトーゼ型脳性麻痺者4名であった。測定は静岡県磐田市にあるスポーツホトニクス研究所で実施した。本研究は筑波技術大学研究倫理委員会の承認を得て実施されている。検査項目は1.形態・身体組成(身長・体重)2.MR画像(大腿部・下腿部筋面積・大腰筋面積など)3.等速性筋力(膝関節・股関節の伸展・屈曲の筋力)4.動作速度(膝振り上げ速度・膝振り下ろし速度)5.等速性筋力測定時の筋電図測定(片側大腿直筋、半腱様筋)である。その結果、痙直型脳性麻痺者では筋断面積と筋力については現時点では相関があまり認められない傾向がみられている。逆に、アテトーゼ型脳性麻痺者については過去の測定者を加えて検討してみると、筋断面積と筋力に相関関係が伺えるデータがみられる。統計学的検討は今後、更に人数増やしてから明確にしていく予定である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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