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2009 年度 実績報告書

スピードスケートにおける専門的体力トレーニングに関するバイオメカニクス的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500587
研究機関信州大学

研究代表者

結城 匡啓  信州大学, 教育学部, 教授 (90302398)

キーワードスポーツ科学 / バイオメカニクス / スピードスケート / トレーニング
研究概要

本研究の目的は,スピードスケートの陸上トレーニングにおいて用いられている主なトレーニング手段でのパフォーマンスをバイオメカニクス的に解析し,それらとこれまでに究明されてきた氷上滑走動作の力学的メカニズムや優れた選手に内在する技術的要因などとを総合的に関連づけて検討することにより,トレーニング手段の有効性を明らかにし,スピードスケートにおける専門的体力トレーニングを体系化するための基礎的資料を得ることである.
本計画では,目的を達成するために4つの研究課題を設定した.研究期間の3ヵ年度のうち平成21年度(初年度)は,研究課題1として陸上トレーニング手段における力学的特徴をバイオメカニクス的に測定するための牽引力測定装置を開発した.従来,スポーツの現場でトレーニング中のさまざまな張力などの力学量を測定するためには,センサー部,アンプ,AD変換装置,PC取り込み部と大掛かりな装置が必要であった.今回開発した牽引力測定装置は,重量500g程度の装置の中にこれらのすべての機能が装備され,小型メモリー媒体を通じてPCにテータを転送して解析できるものである.また,設計が順調に進んだために予定を下回る低コストで作成できたため,ソフトウエアの開発にも資金を捻出することができた.
特筆すべき成果は,本研究の成果の積み上げとして,2010年バンクーバー冬季オリンピックで銀メダルを獲得した選手のトレーニング中のスピードスケート模倣動作中に発揮された牽引力を計測し,さっそく実践に役立てたことが挙げられる.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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